お好み焼き店でジャズ、ライブも 神戸・中央区
お好み焼きをつまみながらライブを―という、ちょっと異質な取り合わせが受けている。音楽好きの店長はふだん、店でジャズを流しているが、四月には念願のライブを実現。長引く不況で演奏活動の機会が減っている音楽家の間にも「ライブができるお好み焼き屋さん」の存在が伝わり、問い合わせも入り始めている。店長は「今後も最低月一回はライブをしたい」と、夢に向かって突き進んでいる。(西海恵都子)
2002/05/18 神戸新聞 |

お好み焼きを食べながら |
神戸市中央区多聞通の「葱(ねぎ)焼倶楽部」。田中店長(49)が2001年11月に開店した。
それまでオーディオの会社に勤めていた。リストラで東京転勤を迫られたのをきっかけに退職。ジャズ喫茶を開きたかったが、経営的に難しいだろうとあきらめ、食べ歩きで舌に自信のあったお好み焼き屋に決めた。  |
2002/05/18 神戸新聞 |
ジャズ喫茶は断念したものの、「ゆっくりジャズを聞いてもらう店」にはこだわった。壁は焦げ茶色の杉板で統一するなど落ち着いた雰囲気に。席にはあえて鉄板を設けず、田中さんが焼いたお好み焼きやねぎ焼きを鉄板皿でテーブルに出す。「鉄板が目の前にあると熱いし長居しにくい」というのが理由だ。 店の常連の橋渡しで、ライブが実現したのは四月。デキシージャズで、予想以上の盛況だった。客には出演者の知人もいたが、半数はチラシを見て足を運んだ人たち。「何とかやっていけそう」という感触が持てた。 「ライブの熱気はすごい。それをきっかけにいろんなお客さんに来てもらえるし、自分も楽しめる」と田中さん。五月は十日のスタンダードジャズに続き、二十五日にはフュージョンライブを予定。開催のぺースは上向いている。TEL078・351・1166 |